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2001.4.22 sun


 ジョニー宜野湾。
沖縄県宜野湾市出身、元「ハートビーツ」のギタリスト。
 「ハートピーツ」といえば、SHY&MOONEYの「SHY」が在籍していたバンドでもある。
 
 今回は、札幌の沖縄料理専門店、「宮古根(なーくにー)」の紹介で実現したライブ。
 送られてきたプロフィールによると、地元沖縄では、テレビ、ラジオなどで精力的に活動しているという。
 写真からの第一印象は、えらく強面で迫力満点といった感じだ。

 ・・・・・で、ライブはどうだったかというと、予想に反して爆笑につぐ爆笑のえらく楽しい夜になってしまった。
 もちろん、ちょっとハスキーというよりだみ声に近いボーカルも、もちろんよかったがなんといってもレポーターやDJで鍛えたその話術がすばらしかった。
 はじめてのお客さんを一曲目から自分の世界に引っ張り込む半ば強引ともいえるその話術。
さすがにプロの仕事と、感心してしまった。

 「みなさーん、沖縄からやってきたジョニー宜野湾です。俺のこと、知っている人?いない?いないよねぇ。」という元気いっぱいの第一声から一曲目「あっははははははは」
 「笑って暮らそうじゃないか。」という歌詞にみんなの心は一度に開かれたようだ。(なかには、のり損なった人もいたにはいたとは思うけど)
 曲とおしゃべりが進んでいくと後はもうすっかりジョニーのペースである。
「作曲は、あの有名なベンEキング、作詞はジョニー宜野湾でお送りします。」といって、沖縄の言葉で(ウチナーぐち)歌われた「スタンドバイミー」は、いつのまにか「捨てないで」という歌に変わっていた。
 PHSを買ってしまったが、いつもつながらないという「PHS アイラブユー」や、恋に破れて食事ものどを通らないという内容(モデルはSHYだという)の「カツ丼」など、笑いの中にもしっかり聞かせる内容?を持った歌が多かった。
 ステージを通して貫かれているキーワードは、ポジティブ、希望、前向きといったイメージ。
「いつの日にか いつの日にか 自由になれるさ。」と歌う「アイシャルビーリリースト」
「前を向いて歩こう。涙がこぼれたっていいじゃないか。」「上を向いて歩こう」の替え歌「前を向いて歩こう」など、どの曲も人生を乗り越えてきた一人の男の力強さにあふれていた。
 
 「おやじはさぁ、何をやっても許されるんだから。」とか「細かいこと気にしない。そんなこと気にしてたらライブハウスのマスターになっちゃうよ。」
「そんな君のハートぐりぐりしちゃうから」など数多くの名言(迷言)をジョニーは残していった。
 その姿勢からは、一夜の出会いを楽しいものにしようとするジョニーの真剣な思いが強く感じられた。

 最後の曲が終わる前に「もちろん、アンコールはかかるよね?」というのでみんな拍手をすると「でもね、あのアンコール、アンコールっていうのは、沖縄ではもうださいんだよね。」という。
じゃあ、なんといえばいいのかというと、それは「うりひゃあ」
 「どんな意味なんですか?」と聞くといつものように「そんなことどうでもいいのさ。細かいこと気にしない。」という。
 それで、アンコールではみんな「うりひゃあ、うりひゃあ」の大合唱。
 なんだか、おかしな新興宗教の集会のようであった。
とにかく、そうして「うりひゃあな夜」は、幕を下ろしたのでありました。
ああ、めでたし、めでたし。


 実はジョニーがくる何日か前、我々夫婦は沖縄へ行って来た。
そして、座間味島で港をうろついていたときに目にとまった「みなと祭り」のポスターには、なんと「スペシャルライブ SHY&ジョニー宜野湾」の文字が
なんという偶然の一致。(もう祭りは終わっていたのだが・・・・これがほんとの後の祭り)
 
 人生に偶然なし。というが、それは本当かもしれない。
偶然のような出来事は、じつはすべてがつなぎ合わさって一枚の織物のようになっているような気がする。
 そして何十年もたって振り返ってみたときにその模様が少しだけわかるのではないだろうか。
 今回のジョニーとの新しい出会いからは、どんな模様が広がっていくのだろう?
笑いの中にたくさんの希望を振りまいてジョニーは、その夜去っていった。
沖縄でTVCMをしているという「オリオンアロマホップ」「泡盛 響天」のおみやげを残して。
THANK YOU ジョニー、また会おう。

 そして、七月にはジョニーの盟友「SHY」が久しぶりにディランへやってくる。
沖縄からの風は、まだまだやみそうにない。


  
ジョニーの1st「うりひゃあ でぇじなとん」(左)と2nd「県産品」
どちらも日本晴れレコードを通じて購入することができます。
日本晴れレコード